EC-CUBE3 管理・運用 マニュアル

テンプレートアップロードの概要

EC-CUBE3にはデザインテンプレート機能がありますので、EC-CUBEオーナーズストアで購入したデザインテンプレートや自分で開発したデザインテンプレートのパッケージをアップロード適用して、EC-CUBE3のフロント表示デザインを切り替えることが出来ます。

この機能はEC-CUBE3専用のデザインテンプレートをアップロードする機能です。

デザインテンプレートパッケージのアップロード

オリジナルデザインテンプレートの制作準備

自分でオリジナルのデザインテンプレート制作をする場合、EC-CUBE3のインストール直後には「デフォルト」のテンプレート名、「default」のコード名で

• app/template/default
• html/template/default

の場所にファイルがあるので、直接これを編集しますが、編集しているうちに元に戻したくなる場合があります。

デフォルトで適用されているデザインテンプレートを直接編集していると、元に戻せなくなるので、デフォルトの状態をテンプレートパッケージにして、それを新しい名前でアップロードしてデザインカスタマイズをすれば、いざ、元の状態がどうであったかを確認したい時など、元の状態のデフォルトテンプレートを見るという事が出来るようになります。

デフォルトテンプレート

EC-CUBE3のインストール直後には、「テンプレート名＝デフォルト」、「コード名＝default」で、デフォルトデザインのテンプレートが同梱適用されています。

EC-CUBE2系の時は、テンプレート一覧画面で、デフォルトテンプレートの「ダウンロード」の操作でダウンロードして出来たデフォルトテンプレートパッケージを違う名称でアップロードすれば良かったのですが、EC-CUBE3のダウンロードは、差分ファイルしかダウンロードされませんので、ダウンロードしたパッケージをそのままアップロードしても、デフォルトのデザインの状態にはなりません。（ダウンロードでパッケージした中に全てのファイルが同梱されていません。）

従って、デフォルトテンプレートを再現する為に必要なファイルを集めてきた状態でテンプレートパッケージを作成する必要があります。

デフォルトテンプレートのパッケージ化

EC-CUBE3のデフォルトデザインを再現する為のデフォルトテンプレートパッケージは、下記のファイルを集めてパッケージ化します。

【appフォルダを作成して下記の全てを保存】

EC-CUBE3本体パッケージ内の src/Eccube/Resource/template/default/ 内の全てのフォルダ、ファイル

• Blockフォルダ
• Cartフォルダ
• Contactフォルダ
• Entryフォルダ
• Forgotフォルダ
• Formフォルダ
• Helpフォルダ
• Mailフォルダ
• Mypageフォルダ
• Productフォルダ
• Shoppingフォルダ
• block.twig
• default.twig
• error.twig
• index.twig
• pagination.twig

【htmlフォルダを作成して下記の全てを保存】

EC-CUBE3本体パッケージ内の html/template/default/ 内の全てのフォルダ、ファイル

• cssフォルダ
• imgフォルダ
• jsフォルダ

上記をコピー保存した2つのフォルダ「app」と「html」をtar.gzで圧縮します。

圧縮したファイル名は任意の英数文字で良いです。

作成した圧縮ファイルがEC-CUBE3のデフォルトテンプレートのパッケージとなりますので、プラグインのアップロードからデフォルトとは別の名称で登録します。

テンプレート一覧から、アップロードしたテンプレートに切替てもデザインがデフォルトのまま変化なければOKですので、その状態で、新たにアップロードした方のデフォルトテンプレートをオリジナルデザインにカスタマイズしていけば良いです。もし、途中で動かなくなったりした場合は、テンプレートを元のデフォルトに切り替えると、元に戻ります。

テンプレートを元に戻しても表示動作がおかしい場合は、デザインテンプレート以外のカスタマイズやサーバー側が原因になります。