EC-CUBE3 管理機能

商品管理>カテゴリCSV登録

カテゴリCSV登録はEC-CUBE3のカテゴリを一括で登録編集する機能ですので、商品を分類表示したいカテゴリが多い場合は、このカテゴリCSV登録機能を利用して一括登録する事が出来ます。ただ、幾つかの注意点やコツがあります。

ここでは、EC-CUBE3を最初に運用する際のカテゴリ一括登録の例を説明します。

大まかな流れは以下の手順での登録となります。

  • 1 雛形ファイルダウンロードボタンから、カテゴリCSVの雛形をダウンロードします。
  • 2 CSVアップロード登録します。(カテゴリIDの自動採番)STEP1
  • 3 カテゴリCSVの全ダウンロード(カテゴリIDの取得)
  • 4 ダウンロードしたカテゴリCSVを編集します。ダウンロードしたカテゴリIDを元に、最終的に紐付けしたい子カテゴリ、孫カテゴリ・・・を正しい階層にするために、親カテゴリIDに編集します。カテゴリID、カテゴリ名、親カテゴリIDのみのCSVデータにします。※データを逆にソートしておく、または後から管理画面で並び順入れ替え
  • 5 編集したCSVをアップロード登録します。STEP2
  • 6 カテゴリ登録で、表示階層を編集します。

ワンポイント

この説明ページの一番最後に、テスト用のカテゴリのサンプルCSVデータをダウンロード配布していますので、サイト検証用にダミーカテゴリの一括登録をご利用ください。

1 カテゴリCSVの雛形ファイルダウンロード

カテゴリCSVの雛形ファイル

商品管理カテゴリ登録>CSVアップロード画面の「雛形ファイルダウンロード」ボタンから、カテゴリCSVの雛形をダウンロードします。


カテゴリCSVの雛形ファイル

カテゴリのCSV一括アップロードで必要なデータは雛形CSVにある「カテゴリID」「カテゴリ名」「親カテゴリID」の3つですが、それぞれ以下の様な操作になります。

  • 「カテゴリID」・・・EC-CUBEシステム自動採番するユニークIDとなります。管理者側でIDを決めることは出来ず、一度、空IDのまま登録してIDを取得します。
  • 「カテゴリ名」・・・STEP1のCSV登録作業で、CSV上に管理者側で登録したいカテゴリ名を記入します。※空IDでカテゴリを登録する作業です。
  • 「カテゴリID」・・・子カテゴリとしたいカテゴリに、EC-CUBEシステムが割り当てたユニークIDを親カテゴリのIDを指定する事で、登録するカテゴリに親子関係の紐付けをします。子カテゴリのIDもシステムによる自動採番をしますので、登録時は空欄IDのまま登録します。

ワンポイント

EC-CUBE3初期カテゴリ状態CSV

このカテゴリCSVはEC-CUBE3をインストールした直後のカテゴリの登録状態です。カテゴリ登録画面からCSVダウンロードを実施して作られたCSVフィルとなります。初期状態で6つのカテゴリがサンプルとして登録されていますので、新たにカテゴリを登録する場合、付与されるユニークIDは7番からの登録となります。

カテゴリを削除してもユニークIDは欠番となるだけですので、先に採番されている1~6番のIDは欠番となり、7番からのID付与となります。

たまに、サイト新規構築運用開始の際に、この初期IDを1番から揃えて欲しいというご依頼もありますが、その場合はDB側でIDを全て振り直すような作業が必要になります。

ただ、このIDはEC-CUBEシステムが動作する為に必要となるIDですが、実際に実運用に入った後は、カテゴリの追加削除などの編集作業も随時発生するでしょうし、とてもこのIDを管理できるようなものでもありませんので、本来、運用管理する作業者が番号を把握する必要はありませんし、特にこのIDについては気にする必要はないと思いますよ。

2 CSVアップロードSTEP1(カテゴリIDの自動採番)

CSVアップロードSTEP1(カテゴリIDの自動採番)

この説明では、以下のようなカテゴリ階層を参考例として一括登録してみます。

  • 第1階層にカテゴリ1、カテゴリ2、カテゴリ3
  • 第2階層にカテゴリ1子、カテゴリ2子、カテゴリ3子
  • 第3階層にカテゴリ2孫、カテゴリ3孫

がぶら下がるような例です。

カテゴリ1(1階層)
 L カテゴリ1子A(2階層)
 L カテゴリ1子B(2階層)
 L カテゴリ1子C(2階層)
カテゴリ2(1階層)
 L カテゴリ2子A(2階層)
 L カテゴリ2子B(2階層)
  Lカテゴリ2孫A(3階層)
  Lカテゴリ2孫B(3階層)
  Lカテゴリ2孫C(3階層)
カテゴリ3(1階層)
 L カテゴリ3子A(2階層)
 L カテゴリ3子B(2階層)
  Lカテゴリ3孫A(3階層)
  Lカテゴリ3孫B(3階層)
  Lカテゴリ3孫C(3階層)
  Lカテゴリ3孫D(3階層)

上記例のCSV作成例

CSV作成例

新規で登録するカテゴリにはシステム(DB)上のIDは付与されていないので、一旦、空IDのまま、カテゴリ名のみを記載したCSVを作成し、一括アップロード登録したい全てのカテゴリについてシステムによるIDの自動採番をします。この時点では全てが第一階層として登録されます。

3 カテゴリCSVの全ダウンロード(カテゴリIDの取得)

カテゴリのID取得

カテゴリ登録画面を確認すると、CSVから登録したカテゴリが全て1階層目として登録されています。CSVの登録はCSVの1行目から処理されて行く為、カテゴリの表示順はCSVの入力順と逆の並び順になっています。CSVの登録作業が完了後に、管理画面上からドラッグ&ドロップで表示順を変えるか、CSV登録データで逆の並び順にしたデータで登録するか、最終的な状態を予測して都合の良い方法で登録すれば良いですが、ここでは、CSVの一括登録の方法と合わせて、どのような状態で登録されていくのか分かりやすいように、表示順は一旦無視してカテゴリの登録についてを説明していきます。

この時点では、全てが1階層として登録されている為、次にカテゴリの階層(親子)関係をCSVで一括編集していきます。

ここで、再度全カテゴリをCSVダウンロードします。

4 カテゴリCSVの編集(カテゴリ階層の編集)

カテゴリのID取得

カテゴリCSVをダウンロードすると、7~23番まで新たにIDが採番付与された事が分かります。

このCSVを編集して、各カテゴリの親子関係を紐付ける作業をします。

ダウンロードしたカテゴリIDを元に、最終的に紐付けしたい子カテゴリ、孫カテゴリ・・・を正しい階層にするために、親カテゴリIDの項目にカテゴリIDを指定します。
カテゴリID、カテゴリ名、親カテゴリIDのみのCSVデータにします。

カテゴリのID取得

カテゴリのCSV一括登録に必須なデータ項目は、「カテゴリID」「カテゴリ名」「親カテゴリID」の3項目なのでそれ以外のデータはここでは削除しています。
また、分かりやすいようにカテゴリIDでデータをソートしています。

最終的に親子関係にしたいカテゴリ状態で、親カテゴリIDの項目欄に、そのカテゴリの「親」とするカテゴリのIDを入力したCSVデータを作成し、カテゴリCSV登録で一括登録します。

5 編集したCSVをアップロード登録(STEP2)

カテゴリのID取得

最終的にカテゴリの親子関係を指定したCSVを登録する事で、登録したい状態で紐付いた状態にカテゴリを一括登録できました。

この状態のままでは、カテゴリの表示順が逆になっているので、カテゴリ管理画面上でカテゴリをドラッグ&ドロップで並べ替えます。

カテゴリのID取得

テスト用カテゴリーサンプルCSVデータ

カテゴリの一括登録用のサンプルCSVデータをダウンロードしてご利用ください。

カテゴリサンプルデータCSVダウンロード:category_csv_sample.zip[568byte]

ダウンロードしたzipファイルを解凍した「category_csv_sample」フォルダの中に、

  • category_step1.csv
  • category_step2.csv

の2つのCSVファイルが入っていますので、管理メニュー「カテゴリCSV登録」から、下記手順でアップロードしてください。

  • 1 category_step1.csvをアップロードします。
  • 2 category_step2.csvをアップロードします。
  • 3 管理メニュー「カテゴリ登録」画面でカテゴリのドラッグ&ドロップで表示順を並べ替えます。

以上の3ステップの作業で、下記の様なカテゴリーの状態を一括で登録する事が出来ます。

カテゴリCSVテスト登録

EC-CUBE3を新規インストールして、動作テストなどの際にご利用ください。

注意点は、サンプルのCSVデータには、EC-CUBE3のデフォルト設置直後に事前登録されているダミーデータのカテゴリIDの続きからのIDを指定していますので、個別にカテゴリ登録等をされている場合には、システム上のカテゴリIDが使用済となる為、サンプルCSVのアップロードは出来ません。その場合は、必ず、登録済カテゴリのIDを確認してCSVデータのIDを編集するようにしてください。

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