数年前はショッピングサイトを構築する時に、フリーやシェアウェアのCGIなどを購入して組み込むパターンが多かったけど、最近は殆どをオープンソースのEC-CUBEを使うようになった。デザインを含め、動かし方や癖っぽい所にもだいぶん馴染んできたというはなしもあるけど・・・。
まぁ、カートシステムに限らず、何かにつけ、まずはオープンソースを探してしまう。
こんな出来上がっちゃってるシステムをオープンにして無償配布してしまっているのが、すごいなぁと思う。
さて、そんなEC-CUBEなのだが、ココ1年くらいは、問い合わせも含めてお客様から名指しで「EC-CUBEを使用してのサイト構築」といったお話しを良く聞くようになっている。
そういったご相談は嬉しい悲鳴なのですが、話が煮詰まって行けば行く程に、最初に聞いていた雰囲気と実際の運用状況とのギャップが見えてきたりして、悩ましい状況になってくるケースが多いような気がする。
EC-CUBEはWEB通販をする為の殆どの(必要以上の)機能が、デフォルトに盛込まれた状態になっている。と思うのだが、これはあくまでも極単純な
「商品陳列」→「注文を受付」→「メール商談」→「支払い領収」→「商品発送」
といった一連の流れを形にまとめてあるだけで、この流れの一箇所でも違う形にする場合はカスタマイズが必須になる。
ショッピングサイトの見た目の雰囲気(デザイン)も勿論重要なのだが、それ以上に検討が必要だと感じるのは、如何に一連の流れを簡潔確実に、さらに低コストで運用していくのか?という所なのである。
商品によっては、1年間乗せっぱなしでも良い定番商品もあれば、毎日更新が必要な期限付き商品などもある。更新頻度によっては想像以上の労力を要することになり、その事をある程度予測したカスタマイズにも目を向けておくことが重要になるかもしれない。
ということを、少しだけで良いので、システムの導入前に検討してみては如何でしょう。
まずは、デフォルトの機能で出来る事と出来ない事を「知る」という所かな・・・なんて思ったりもする。
管理画面で実際に商品の登録や更新方法はどんな感じなのか?
商品の見せ方(コメントや画像)はどんな感じなのか?
受注の方法や、お客さんとのやり取りはどんな感じなのか?
リピーターのお客さんへの特典はどのような事が出来るのか?
などを知ることで、システムを導入した後のやり取りにどのような作業やコストの変化が起こるのかが想像できれば、カスタマイズしておいた方が良いと思う部分なども見えて来るのではなかろうか?
と、最近良く思う。
とりあえずは、デモサイトなどで管理画面を色々触って見るのが一番かな・・・。