新しいお店の開業や会社の立上げの時、会社や店舗のロゴマークというのが必要になる。
このロゴマークには、ある法則があるように思う。
自分自身の経験上からもそうなのだが、「新規」だとやっぱり「オリジナルデザイン」で、ということになるのだが、これまた凝り凝りのマークや書体を色々と創造したりするのも楽しみの一つかもしれない。
あ~でもない、こ~でもない。図柄を組み合わせたり、オリジナルのフォントを作ってみたり・・・。
カッコいいマークや、かわいいマーク、斬新なものからオーソドックスなものまで、キリがない。
何故凝ろうとしたのか?を開業する時の気持ちに戻って考えてみたのだが、今思えば単純に無意識のうちに、「他より目立ちたい」「受け入れられたい」「褒められたい」などの気持ちが現れたのだろう・・・ということに思い当たる。
しかし、街中を車で走っている時に信号待ちなどで色々なお店や会社の看板やマークを注意深くみてみると、半分以上のお店が、
「あれ何屋さん?」なのである。
次に
「何と読むの?」なのである。
そう、何屋さんなのか、何という名前のお店なのかが認識できない(し難い)のである。
ここ、2~3年の間はず~っとそういう意識で看板やロゴマークを眺めていたのだが、やっぱり、読めないロゴマークのお店は閉店となっている傾向が強いように感じる。
色々と眺めていくと殆どの大企業や急成長しているベンチャー企業、集客率の高いお店のマークは物凄く単純なのである。
ということに気が付くのではないかとおもう。
ナショナル、パナソニック、シャープ、デル、ソニー、エプソン、マクドナルド、モスバーガー、ドコモ、ソフトバンク・・・
とにかく、フォント自体はオリジナルなのだろうが、英文表記もそのまま、読んだそのまま、なのである。味も素っ気も無いロゴ・・・。
知名度が先か、ロゴのインパクトが先か、ということもあるのかもしれないが、小さいお店や規模が小さい会社になるにつれ、何故かそのロゴマークは複雑怪奇なマークになっているのである。恐らく「目立ちたい!」の表れなのだろうが、逆かもしれない。。微妙なところである。
最初はヘタなデザイン性より
・読める。
・視覚的に認識しやすい。
を重視する方が、後々は良いのではなかろうか。インパクトのあるマークは認知度が上がった後から幾らでも追加やマーク変更は出来るしね。
皆さんの周りにも沢山のメーカーや会社のロゴがあふれていると思いますので、見渡して見ると面白いですよ。世の中に沢山出回っていそうな物ほど、単純なロゴが付いていると思いますよ。